口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

ドライソケットへのタンポナーデ

年齢 性別 相談日
20代 女性 2008年12月14日

【相談者】2008年12月14日 20代 女性 TU

親知らずの抜歯をしたのですが、ドライソケットになりガーゼを詰めてある状態です。このガーゼは毎日交換したほうがいいのでしょうか。普通はどのくらいの期間、詰めていれば治ってくるのでしょうか。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

抜歯後は骨に空洞ができ、その部分が抜歯時の出血で満たされて、ふたがされた状態になります。血液が固まってできる、このふたを「血餅」といい、血餅が徐々に粘液に置き換えられていきます(上皮化)。ドライソケットとは、この上皮化が順調に進まず骨面がむき出しになって露出した状態をいい、水や食べ物が触れると痛みを感じます。

また、ドライソケットになった骨面を保護し感染を予防するため、抗生物質の軟膏を塗ったガーゼを詰めます。ガーゼは毎日交換する必要はなく、数日から1週間はそのまま詰めておきますが、通常は1~2週間で痛みがなくなるため、ガーゼを換える必要はないでしょう。

www.koku-naika.com/p183wisdomtooth8.htm