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性
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2025年10月21日
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質問1
質問です。頬の内側の頬粘膜に少し硬いしこりがあります!痛みはありません。頬粘膜にできるしこりは悪性の可能性がたかいと聞きました。本当なのでしょうか?良性のしこりもできるのでしょうか?良性ならどのような病気が考えられますか?また口腔外科ではどんな検査をするのでしょうか?きずいたのは、2週間前ぐらいです。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
頬粘膜にできる悪性腫瘍には扁平上皮癌、腺様嚢胞癌、悪性黒包腫、悪性リンパ腺、脂肪肉腫、横紋筋肉腫などがあります。良性の腫瘍では脂肪腫、筋腫、血管腫、神経鞘腫などがあり、腫瘍以外は刺激性線繊維、血腫、粘液嚢胞、リンパ上皮性嚢胞などがあります。
口腔外科では、視診や触診を行うことにより異常の有無を診察します。確認のために病変を切り取って病理組織検査を行う必要があり、病変部が大きい場合は前もって超音波断層撮影(エコー)やCT、MRI検査が必要になる場合もあります。
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性別 |
相談日 |
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40代
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性
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2025年10月15日
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質問1
1週間ほど前から上唇をめくり上げた裏側に白い線ができ、周りが少しザラザラしています。(飴をほっぺにずっとくっつけていた時のようなザラザラ感です) 痛みはありません。擦っても触っても白いのは取れません。ほっといても大丈夫でしょうか。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
口腔粘膜が白くなる病気として下記が挙げられます。
白板症
扁平苔癬
口腔カンジダ症
白色海綿状母斑
擦過性角化症
習慣性咬傷
化学的損傷
白色水腫
円板状エリテマトーデス
皮膚移植
毛状白板症
ニコチン性口蓋白色角化症
口腔がん
今回は上唇粘膜の線状白色病変で、こすっても取れないということから、
白板症
扁平苔癬
口腔がん (口唇がん)
の可能性があります。がんの可能性が否定できないことから、医療機関で検査を受けられることをお勧めします。
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性別 |
相談日 |
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40代
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男性
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2025年8月8日
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質問1
右側の上の奥歯の奥の頬と歯茎の間のところにクレーターのような穴があり痛みが伴っています。口を動かすと痛いです。クレーターの中のところは白いように見えます。口腔外科に行った方が良いでしょうか。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
歯と頬粘膜の間の谷間の部分が口腔前庭で、一番深い部分を齦頬移行部といいます。この部分の粘膜の表面が欠ける潰瘍が生じていると推察します。「アフタ性口内炎」の可能性が高いでしょう。その場合は2週間ほどで自然治癒しますが、口腔がんによる潰瘍の可能性があるため放置はできません。歯科、口腔外科、耳鼻咽喉科のいずれかを受診されることをお勧めします。

| 年齢 |
性別 |
相談日 |
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10代
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男性
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2025年7月12日
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質問1
右側の上の奥歯の奥の頬と歯茎の間のところにクレーターのような穴があり痛みが伴っています。口を動かすと痛いです。クレーターの中のところは白いように見えます。口腔外科に行った方が良いでしょうか。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
歯と頬粘膜の間の谷間の部分が口腔前庭で、一番深い部分を齦頬移行部といいます。この部分の粘膜の表面が欠ける潰瘍が生じていると推察します。「アフタ性口内炎」の可能性が高いでしょう。その場合は2週間ほどで自然治癒しますが、口腔がんによる潰瘍の可能性があるため放置はできません。歯科、口腔外科、耳鼻咽喉科のいずれかを受診されることをお勧めします。
| 年齢 |
性別 |
相談日 |
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40代
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女性
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2025年6月27日
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質問1
顎の下が腫れ、1か月ほど様子を見ていたのですが腫れが大きくなっているような気がします。熱なし、痛みなし。※2年ほど前にも同じ症状がありましたが自然になくなりました。
摘出手術ではなくOK-432注入療法の相談をできる病院を探していまして、ご相談させていただきました。よろしくお願いいたします。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
2年ほど前に顎下部が腫れたが自然消失したことから、顎下型ガマ種であった可能性があり、今回も同様のものであると推察します。顎下型ガマ腫であればOK-432嚢胞内注入療法が有効です。この治療法は1回の注射で効果を発揮する場合もありますが、2~3回必要となる場合もあります。まずは顎下部の病変が顎下型ガマ腫であることを確認しましょう。
当院でOK-432嚢胞内注入療法を実施することは可能ですが、取り寄せる必要があるため、初診時に OK-432嚢胞内注入療法を実施することはできない旨ご了承ください。
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性別 |
相談日 |
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50代
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女性
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2025年6月19日
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質問1
数年前に耳鼻咽喉科に体調不良で診察をしてもらったら口奥の両側。扁桃腺当りにスイカの種くらいより少し大きい物ができていました。扁桃腺が腫れていると言われたのですが、その後もたまに口を大きく開けるとサイズ変わらずグレー色したのがあります。大きさはそんなに変わっていないですが、受診した方がいいでしょうか?
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
のどの両側にある扁桃腺(口蓋扁桃)の表面に膿栓が生じることがありますが、膿栓であれば白色や黄白色なので少し違うようです。数年間も症状が続いているということから、腫瘍が生じている可能性があるため一度診察を受けられることをお勧めします。
| 年齢 |
性別 |
相談日 |
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60代
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女性
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2025年6月9日
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質問1
味覚障害で悩んでおります。いつ頃からかは、定かではありませんが、1年近くになります。耳鼻科では、軽度の副鼻腔炎と診断され、投薬治療をしましたが、改善されません。内科でも見てもらい、逆流性食道炎かも?という事で治療中です。あと、自覚症状として、のどちんこが喉の奥にはりついて、違和感があり、不快です。
何も食べていなくても、口の中が塩辛い感じで、不快です。加齢に伴う味覚障害もあると言われ、途方に暮れています。このままずっと口腔内の不調が続くと思うと、とてもつらいです。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
何も食べていないのに口の中に味を感じる状態を「自発性異常味覚」と言い、味覚を脳に伝える神経の異常(誤作動)が原因であると考えられています。また、うつ病の一症状としてこのような異常が現れることがあります。口蓋垂(のどちんこ)が張り付く感じは、咽喉頭異常感症が疑われます。
他にもドライマウス、亜鉛欠乏症、口腔カンジダ症、末梢性や中枢性の運動神経麻痺といった可能性も挙げられますが、既に耳鼻咽喉科や内科で確認されていることでしょう。
塩辛いという感覚は漢方の五行理論では「心」の問題とされます。この場合の「心」とは「こころ」ではなく心臓の「心(しん)」を指しますが、本物の心臓ではなく漢方(中医学)でイメージした「心」の概念や機能を意味します。「心」の異常に対しては黄連解毒湯、帰脾湯、甘麦大棗湯などの漢方薬の内服により症状の改善が期待できます。
| 年齢 |
性別 |
相談日 |
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10代
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女性
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2025年5月31日
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質問1
今週木曜日頃から喉の手前辺りに口内炎のようなものが出来ており、まだ治っていません
痛いや痒いなどは無いのですが、やはり食べ物を食べる時などに気になってしまいます。今日気になりすぎて手を洗ったのち触ってしまい口内炎のようなものを潰してしまったような気がします。まだ高校生だということもあり危ない病気ではないか、などがとても心配です。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
診察していないので断定はできませんが、口蓋腺に由来した粘液嚢胞の可能性があります。口の中には唾液が分泌される場所が何か所もありますが、喉の前方の軟口蓋の粘膜下にも口蓋腺という唾液腺が多数存在します。ここから唾液が出て軟口蓋の潤いが保たれているのですが、何らかの理由により口蓋腺が傷つくと唾液が粘膜下に溜まり、粘膜が半球状に膨らんで粘液嚢胞が生じます。
粘液嚢胞に痛みや痒みは伴いませんが、刺激を加えると表面が破れて内部の唾液が流出し、しぼんでしまうことがあります。放置して治ってしまうこともありますが、傷ついた口蓋腺から再び唾液が流れ出し、再び粘液嚢胞が生じることもあります。再発を繰り返す場合は摘出術が必要となります。
| 年齢 |
性別 |
相談日 |
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50代
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女性
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2025年5月31日
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質問1
上顎洞に歯根が突出していた左上の奥から2番目の歯を根管治療していましたが(自由診療もしましたが)、膿が上顎洞のほうに流れてきて、 あまりにも苦しいため、大学病院で抜歯をして、縫い合わせてもらいましたが、その後も症状は改善せず、歯茎をペンチで持ち上げられたような痛み、チクチク痛く、頬の痛み、歯茎の腫れ、膿が止まらず上顎洞が詰まって、とても苦しい思いをしております。小さな瘻孔があるのではないのかな(小さなつぶつぶの黄色い膿が出るので)と思っていますが、CTなどで問題ないと言われてしまいます。
でも明らかに膿や痛みなど症状が出ているので、もし瘻孔が確認された場合、瘻孔閉鎖術など、何かしら方法がないか、藁をもつかむ思いでご相談させていただきました。その歯根はヒビが入っていて(歯茎にしみた感触もあった)、抜歯の時もボロボロになってしまったので、歯根の先端がしっかりと取り除いていただけていたかどうか(抜歯後もあまりにも痛いので)心配しています。一方、抗菌薬の内服が一時的に効くので、抜歯後の消毒がなかったので(出血がひどくて)、歯根の先に菌がいるままになっていないか等 心配しております。
このような症状に対し、どのような治療が可能かどうかご教授くだされば幸いでございます。本当に苦しんでいるので、何とかできればと切に願っております。恐れ入りますが、ご返信をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
左上の奥から2番目の歯について、根管治療に至った理由の記載がないため回答が困難ですが、この歯を根幹治療する前から痛みや腫れなどの炎症症状があった場合は、歯性上顎洞炎が生じたため原因歯を治療されたのでしょう。治療しても改善しない場合は、原因歯を抜歯することにより歯性上顎洞炎が治癒するケースは多く見られます。
原因歯を抜歯しても上顎洞の感染が持続する場合は、耳鼻咽喉科で内視鏡下鼻副鼻腔手術を受ける必要があります。大学病院の口腔外科から耳鼻咽喉科に紹介してもらうことをお勧めします。
口腔上顎洞瘻孔閉鎖術を希望されていますが、抜歯した部分が閉鎖せず上顎洞と通じた状態が続く口腔上顎洞瘻孔が生じていたとしても、それが痛みの原因とはなりません。従って、口腔上顎洞瘻孔閉鎖術を受けられ口腔上顎洞瘻孔が塞がっても、痛みは改善しないと予想されます。
留意していただきたい点として、左上の奥から2番目の歯はこの部分の痛みとは元々関係がなかった可能性があります。筋・筋膜性疼痛や神経障害性疼痛、顔面片頭痛、うつ病の身体症状による痛みが疑われるため、一度詳しい検査を受けられることをお勧めします。
| 年齢 |
性別 |
相談日 |
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代
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女性
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2025年5月29日
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質問1
5年間とても酷い舌痛症に悩まされています。仕事もできず生活にも支障があります。今は抗不安薬を少し寝る前に飲むだけです。あちこちの病院に行きましたが、架空の痛みだから、抗うつ薬が使えないならどうしようもないと言われたりもしました(抗うつ薬でセロトニン症候群になったためです)。タリージェ使ってた時もありましたが、不妊治療を開始してから辞めました。
舌痛症は架空の痛みだと教えられてきたのですが、ひぐち歯科さんのホームページには
神経の痛みと書かれていましたが、これか架空の痛みとは別物でしょうか。私はあまりにひどくて、発症から半年で舌が攣縮するようになり、常に舌が緊張していて、特に痛い右は味覚も少し弱かなった気がしています。舌がもつれて話しにくさもあり、このまま一生治らないのかと、それなら死んでしまいたいと思うくらい毎日が辛いです。私が使える薬はあるのか?架空の痛みでは無いのか?など教えていただけますと嬉しいです。
下の歯が2本いろいろあって無くなってしまい1年間その状態を放置していたら舌痛症になりました。その歯がない所から痛みがはじまったので、入れ歯使ったりもしましたが、そもそも痛くてはめていられません。すごく口の中の事は悩んでいます。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
舌痛症は舌神経が脳に痛みの信号を伝え続けている神経の問題で生じるものと、何らかの理由により舌粘膜が傷ついて痛むものとに大別できます。神経の問題による舌痛症は、痛覚変調性疼痛という種類の痛みが生じていると考えられ、治療法は薬物療法(抗うつ薬やタリージェ、リリカ、クロナゼパム、麻薬系鎮痛薬、抗不安薬、漢方薬など)、認知行動療法、運動療などが効果的です。
舌粘膜が傷つく理由はさまざまです。食いしばりや歯ぎしり、低位舌、歯磨き粉に含まれている界面活性剤による損傷、亜鉛不足、鉄不足、ビタミン不足、口腔カンジダ症などが挙げられます。下顎前歯が欠損して舌痛が生じたという点からは低位舌が疑われ、筋機能訓練や保護床の使用により症状の緩和が期待できるでしょう。