口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

口内炎と歯肉の腫脹

年齢 性別 相談日
20代 女性 2009年2月22日

【相談者】2009年2月22日 20代 女性 R

初めまして。5日前から高熱に襲われ、内科の診察を受けた結果、風邪と扁桃腺炎の併発、もしくは何らかのウイルス感染と診断を受けました。その発熱と同時に口内炎が一気に3つできて、日に日にその数が増えて、いまでは7、8個ができています。それだけなら、薬かウイルスのせいかと思っていたのですが、歯茎までが赤く腫れあがり、前歯の歯茎は少し垂れ下がっている状態です。

解熱剤と抗生剤のせいかもしれないと内科医に言われたため、薬の服用をやめ、熱もようやく下がりましたが、口内の状態は悪くなる一方です。口中が痛く、食べ物もろくに口にできません。ビタミン剤の服用と、内科でもらったうがい薬と、アズノール口腔薬というものを使用していますが、ほとんど効果がありません。

このまま日にち薬で治るのでしょうか。それとも専門医の診察を受けるべきなのでしょうか。回答をよろしくお願いいたします。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

薬の副作用によるものなのか、あるいはウィルスが原因なのかはよくわかりませんが、口やのどの粘膜のあちこちがただれたり、潰痕ができている状態だと考えられます。

薬の副作用だとすれば「多形性浸出性紅斑」や「スティーブン・ジョンソン症候群」、「ライル症候群」など、粘膜がただれて腫れ上がるような症状が起こる場合があります。一方、ウィルス感染であれば、ヘルペスウィルスに感染することによってそのような症状が出る場合があります。

原因を判別するのは難しいかもしれませんが、内科の先生に経過を綿密に診てもらい、必要であれば専門医に紹介してもらうのがよいと思います。