口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

顎骨のう胞に対する手術法の選択

年齢 性別 相談日
20代 女性 2009年2月22日

【相談者】2009年2月22日 30代 女性 M

初めまして、最近上顎前歯部123にのう胞があり口腔外科に通っています。CTもとり3分の2以上影がありました。手術をすすめられ、1つは切開をし、空いた空洞にガーゼを入れ、毎週交換し様子を見る、2つ目は空洞に他の場所から骨を削って埋める、と言う事でした。突然の選択に 驚き、悩んでいます。手術方法、そして予後はどちらがいいのでしょうか?

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

顎骨のう胞に対する手術方法としては摘出術と開窓術がありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。しかし、のう胞の位置や大きさ、広がり方によってどちらを選択すべきか判断が分かれるため、現在受診している口腔外科の担当医から詳しい説明を聞いたうえで、判断されることをお勧めします。

参考までに申し上げると、どちらの治療法も術式と予後に大きな違いはなく、どちらを選択されてもよいと思います。ただし、開窓術を行った場合はガーゼが臭うという問題がありますので、その点は考慮してください。