口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

口腔内の不快感

年齢 性別 相談日
60代 女性 2008年7月13日

【相談者】2008年7月13日 60代 女性  MR

4年前に奥歯にぶぶん入れ歯を入れ、前歯7本を差し歯に致しました。その頃から涎が多く出る様になり、その後入れ歯の当たるあたりに強い痒みが出始め不快な日常生活の中2年前に心筋梗塞で倒れドクターヘリで高度救急救命センターに搬送され、心肺停止の状態から奇跡的に回復致しました。医師から何か前触れがあったはずですがと言われましたが、毎日口腔内の痛痒みの違和感で鬱状態だったので、全くきがつきませんでした。

その後心臓が回復するのと比例して、又口腔内の不快が戻り、金属アレルギー、脳ドック、CT検査等を重ねましたが、異常は見つからず、歯科医の先生も部分入れ歯の素材を変える等くろうして下さってますが、症状は次第に変化してきて、最近は、梅干を口に含んだ時に耳の奥からツーンと来る様な感で涎が出始めて、耳の奥がむず痒い様な症状が24時間表れ初めております。

今まで大学病院の口腔外科,脳外科、心療内科等受診してまいりましたが、受診する科を間違えて診て戴いてきたのでしょうか。耳鼻科の受診を受けた方が良いのでしょうか。毎日が憂鬱で1日も早くこの口腔内の原因不明の違和感から開放されたくご意見を伺いたく書き込みました。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

心筋梗塞の一症状として、最初に顎や歯の痛みが生じる場合があります。しかし、心筋梗塞から回復しても口腔内の痛痒みが残存しているということから、心筋梗塞とは無関係の症状であると考えられます。

お問い合わせの内容から推測すると、口の中の症状はドライマウスが原因とも考えられます。耳の奥にある耳下腺から口の中に出てくる唾液の流れが悪くなっているため、むずがゆくなるのではないでしょうか。唾液(涎?)が多く出るように感じるのは、唾液の飲み込み障害が起こった結果、口の中に唾液が溜まりやすくなっているのではないかと考えます。