口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

唾石摘出後の違和感

年齢 性別 相談日
30代 女性 2009年4月1日

【相談者】2009年4月1日 30代 女性  HM

約1ヶ月前、唾石症の手術をしました。数年前から炎症を起こしていたので、唾液腺ごと取る手術をしました。石が2つあったのですが、1つは取りきれなくて、翌日舌の下を切開して再び取り出しました。退院後、痛みや痺れなどが気になっていたので、先日MRIと血液検査を受け、多少リンパが腫れているものの、1センチ程度なので問題ないと云われました。

ただそれより気になっているのは、口の中に乾きを感じ、切開した部分(きれいにはなっています)、もしくは唾液腺があったと思われる部分に違和感を感じて居り、好きだったパンやクリームっぽいケーキが食べたくなくなりました。ケーキを作る仕事をしているので、これは一時的なものなのかどうなのか心配です。

他で調べてもらおうかどうかも悩んでいます。色々と調べているうちに此処に辿り着きました。精神的に辛いので、宜しくお願い致します。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

顎下部と口低部にそれぞれ1個ずつ唾石があり、顎下部の皮膚切開をして顎下腺と1個の唾石を摘出、翌日に口低粘膜を切開して残りの唾石を摘出したということでしょうね。痛みや痺れは通常、時間の経過とともに治っていくものです。

唾液の最大の供給源は左右2個の耳下腺であり、1個の顎下腺を摘出しても唾液の量が減ることはありません。また、口の乾きを感じるとすれば、手術に関するストレスや生活の変化などで唾液分泌量が低下しているためであると考えられます。

心配をつのらせること自体が口の乾きにつながるため、唾石症のことは早く忘れてしまうのが一番の解決法といえそうです。

【相談者】2009年4月2日 30代 女性  HM

こんにちは。先日、唾石症の術後の事で相談したものです。丁寧なお答え有り難うございました。確かに、毎日どうしてだろうと考えているので、ストレスになっているのは確かです。なるべく早く、忘れるようにします。この度は、相談して気が楽になりました。