口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

白くならない口内炎もあるのでしょうか

年齢 性別 相談日
30代 女性 2013年1月16日

【相談者】2013年1月16日  O

8歳の息子がよく口内炎になるのですが、今回のはいつものように楕円形に白くなるのとは違い、白くなく赤く5mmくらいの深い穴が開いている状態です。場所は下奥歯のすぐ隣です。いつもより痛みも強いようで、今朝なんとか口を開けて、以前口内炎で処方していただいたアフタゾロンを塗って学校へ行かせました。

白くならない口内炎もあるのでしょうか。それとも他の病気を疑うでしょうか。私自身先月、組織検査をして口腔扁平苔癬と診断されたので心配になりました。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

口内炎にはさまざまな種類がありますが、最も多くみられるのは「アフタ性口内炎」です。これは円形もしくは楕円形の白くややくぼんだ病変で、周囲が赤く盛り上がります。触れると痛むだけでなく、冷たいものや刺激物もしみて痛みます。このようなアフタ性口内炎が繰り返しできているようですが、今回の赤い病変は別の病気ではないかと心配されているのですね。

この病気は、粘膜の表面が欠損して赤い腫瘍ができます。これに対して人間の体は線維素を腫瘍表面に作り出して腫瘍を治そうとするため、線維素がコラーゲンの線維の膜を作り、腫瘍の表面を覆って白くなります。お子様の口内炎が赤いのは腫瘍が発生ばかりなので赤いのか、一度できた線維の膜(偽膜)が?れて赤く見えているのかのどちらかでしょうが、今後白い膜ができてくれば痛みは軽減するはずです。

しかしながら、実際に口の中を見ていないので断定はできません。細菌感染による潰瘍や腫瘍の可能性もゼロとはいえないため、口腔扁平苔癬の組織検査を受けた医療機関を受診されることをお勧めします。