年齢 | 性別 | 相談日 |
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40代 | 女性 | 2009年4月22日 |
【相談者】2009年4月22日 40代 女性 S
2年半前から、無意識に口の中を噛む癖になりいろんな病院に行っても治りません。そのたびに舌が歯にあたり固まりが出来ています。歯を全部抜いてしまいたいほど、つらいです。何か噛めないようにする方法があればお願いします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
くいしばりや歯ぎしりを続けていると舌が歯に強く押し当てられ、ギザギザの歯型が付くことがあります。また、舌をかむと傷つきやすくなります。くいしばりの原因は力仕事やスポーツ、悪冷など様々ですが、とりわけストレスや緊張、恐怖感などが主な原因とされています。一方、歯ぎしりの原因はよく分かっていませんが、ストレスや噛み合わせの異常(咬頭干渉、早期接触)、逆流性食道炎などの関与が指摘されています。
日中のくいしばりを防ぐためには、上下の歯を接触させないで常に2~3mm離すことを心がけましょう。そして、肩の力を抜いて舌や唇、頬までリラックスしてください。微笑んでいる時はくいしばらないものなので、笑顔を絶やさないようにするとよいでしょう。
どうしてもくいしばってしまう場合はガムをかんで丸め、舌の上でコロコロと転がし続けるとうまくいきます。是非試してみてください。
また、夜間の歯ぎしりに対しては、寝る前に「歯ぎしりしない、歯ぎしりしない」と暗示をかけるのが有効です。さらに、ナイトガードというマウスピース状の装置を付けて寝ると、舌を保護することができます。