口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

上の親知らずの抜歯が必要かどうか

年齢 性別 相談日
30代 女性 2012年12月11日

【相談者】2012年12月11日  I

こんにちは。一週間前に、右下の親知らずを抜歯しました。その初診の時に(右下の親知らずの辺りの歯茎が痛いということで歯医者を受診したところ歯茎が腫れていると言われ抜歯することになりました)右上の親知らずも下の歯茎に食い込んでいるので抜歯した方がよいと言われたのですが、右下の親知らずの抜歯後(歯茎を切って抜歯したので)糸を抜いてもらいに行った時には右上は希望があれば抜歯でよいと言われました。初診の時と言われたことが違うのでどっちなんだろうと思ったのですが、こういう事はよくあるのでしょうか?)

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

歯の噛み合わせは人によって違うものですが、一般的には上の親知らずは下の親知らずとだけ噛み合います。従って、下の親知らずを抜歯すると、上の親知らずは噛んだときにどの歯にも当たらなくなります。こうなると噛み合う歯を求めて伸びてくることが多く、そのまま伸び続けると下の歯茎や頬の内側に当たって傷つけてしまいます。

上記より、上の親知らずも将来的には抜歯しなければならない可能性が高いといえますが、歯がどの程度伸びてくるのかについては個人差があります。

初診時、下の親知らずの周りの歯茎が腫れていたため上の親知らずが食い込んでいたが、下の親知らずを抜歯したら腫れが引いて食い込まなくなった、とも考えられます。そのため上の親知らずは抜歯せず、このまま様子を見ていても問題ないと判断されたのかもしれません。

抜歯が必要かどうかを判断するには、そのときのお口の状態の他、歯を残しておくことのリスクや患者さんの心情など、様々な要素を天秤にかけることになります。お話から、右上の親知らずは現状では噛み合う歯がなく機能していないため、無理をして残す必要もないが、かといって下の親知らずのように腫れたり痛くなったりするわけでもなく、抜歯を急ぐ状況でもないのでしょう。

なぜ抜いたほうが良いのか、なぜ抜かなくても良いのか、今持っている疑問点を率直に担当医と話し合うことをお勧めします。