口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

単純性骨のう胞

年齢 性別 相談日
40代 女性 2015年9月2日

【相談者】2015年9月2日  P

歯医者のレントゲンで歯茎に黒い影あると言われ大学病院口腔外科へ。抜歯したところ(抜歯してみないと分からないと言われ)単なる空洞。膿も膿疱もないと言われました。抜歯されたことが解せないです。これは抜歯しなくてもよかったということでしょうか?他に3本黒い影があるのでまた抜歯されてしまうしかないのでしょうか?(虫歯、治療は一切なく体質らしいのですが)

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

顎の骨の中に黒い陰(透過像)が見られる病気で最も多いケースは歯根のう胞で、虫歯が進行すると発症し、大きくなると抜歯が必要になる場合があります。

また鼻口茎管のう胞、単純性骨のう胞、脈瘤性骨のう胞、ろ胞性歯のう胞など別ののう胞や、透過像を示す良性腫瘍、エナメル上皮腫、角化のう胞性歯原性腫瘍、歯厚性粘液腫なども病変部が大きい場合は抜歯が必要です。

大学病院での手術の結果「単なる空洞」といわれたことから、上記のようなのう胞や腫瘍ではなかったようですね。「単なる空洞」が顎骨に生じる病気に「静止性骨空洞」があり、下顎骨の内側(舌側)の骨がくぼんで薄くなり、その部分に唾液腫や腺脈組織が入りこんでいる状態です。エックス線写真で透過像が生じますが治療の必要はなく、もちろん抜歯も不要です。

CTを撮れば静止性骨空洞であることが確認できるはずです。他の黒い影についても同様です。

【相談者】2015年9月7日 P

ご解答ありがとうございます。本日も抜歯したガーゼ交換で口腔外科に行って参りました。病名を伺ったところ「単純性骨膿疱」というものでした。 やはり抜歯しなくても良かったみたいですね。健康な奥歯だったし右側全ての痛みに耐えられません。ありがとうございました。