口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

顎関節の異常、心臓の動悸、呼吸の苦しさ、熱感、めまい、吐き気

年齢 性別 相談日
40代 女性 2015年8月18日

【相談者】2015年8月18日  KK

質問

18年前に顎関節症を発症し、スプリントで口は開くようになり、音もしなくなっていたのですが、ずっと首や顎周り~全身にねじれたような不快感を持っていました。それでも普段は顎関節症を意識することもなく体力はないながらもふつうに生活していました。

それが1月末に首を激しく回したり、左にずれた顎を右方向へカンカンずらしていったところ、筋肉が右方向へ常にひっぱられるようになってしまいました。つっぱり感だったり波打ち感だったりとにかく苦痛に耐えられず何もできない状態になってしまいました。

顎は右の方へガクンガクンと震えるような不安定な動きをしていてカチカチッと関節も鳴るようになりました。しゃべったり食べたり、身体を動かしたり寝転がった時起き上がった時に症状が強くなります。

1月28日の晩からのことですが、同時に心臓の動悸、呼吸の苦しさ、熱感、めまい吐き気も出ていて、1か月不眠の状態になりました。その後心療内科で抗不安薬を出してもらい眠れるようになっています。鍼灸なども通って心臓や呼吸、めまい、吐き気はおさまったものの。頻脈と微熱は続いています。顔面両サイド(特に右)~後頭部にかけてのしびれるようなつっぱり感が特に耐え難いのですが、のどや胸、骨盤辺りにも出ます。両手もしびれています。

神経内科や脳神経外科では特に異常は見つかっていません。首も激しく回していたので頸部の交感神経を刺激してしまったのか、でも、上記のとおり、顎の動きもかなりおかしくなってしまっているのです。精神的にもかなり追い詰められており、もう治らないのだとあきらめてしまっています。このような症状ですがどのように思われますでしょうか。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

首を動かし過ぎて神経を痛めた時点で、心臓や手足に異常が出現した可能性があります。神経内科や脳神経外科ではそれを否定されているようですが、顎の動きについて疑問が残ります。

実際に診察していないので断言はできませんが、顎関節や筋肉、骨格、噛み合わせのいずれかに何らかの問題があると推察します。