口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

筋硬結

年齢 性別 相談日
30代 男性 2015年10月6日

【相談者】2015年10月6日

質問

半年前に舌の下部分をタービンで傷つけられました。傷痕はしこりも消えて、すっかり元通りになり綺麗に完治しました。しかし、ある口腔外科専門の歯医者で診てもらった時に、

「表面部分は綺麗に完治したが、若干粘膜表面下の筋肉部分に瘢痕があり、少し固くなっている。かさぶたみたいなものだから気にしなくても良い。意識的に舌を動かしたりすれば筋肉が柔らかくなる。」

と言われました。舌の先左側表面が5ミリ程度円形状にツブツブがなくなり、つるっとした表面になり、少し痛い様な、知覚鈍麻の様な感じに、おそら2~3年前よりなります。ツブツブもあり痛み等の症状がない時期もあります。

ちょっと心配だったので、次の日実際にタービンで傷つけられた歯医者で診てもらった時に「しこりも消えたし、粘膜表面下の筋肉部分も固くもなく、正常な状態で完治している。」と正反対の事を言われました。

自分としては、固いと言われれば少し固く感じるし、固くないと言われれば固くないと感じるし、なんか複雑な気持ちです。しこりとか消えても、瘢痕で粘膜表面下の筋肉部分が固くなる事ってあるんでしょうか?

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

傷口がすっかり治って何よりです。ご質問の「筋肉部分の瘢痕」が実際に残っているかどうかについては、診察してみないとわかりません。2人の先生の診察結果が正反対になっていますが、同じ部分を診ても判断が分かれることは珍しくなく日常的に起こることです。

筋肉が傷ついてしこりができ、治ったあと再び瘢痕のように硬くなることは実際にあります。肩こりなどで出現する「筋硬結」がそれに該当しますが、軽度であればマッサージやストレッチを行うと消失します。口腔外科の先生はこのようなことを指摘されたのではないでしょうか。"