年齢 | 性別 | 相談日 |
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70代 | 女性 | 2009年9月28日 |
【相談者】2009年 9月28日 70代 女性 KY
はじめまして、こちらのホームページを見てメールさせていただきました。
私の義母(72歳)なのですが、7月に初めて入れ歯をいれることになりました。総入れ歯ではなく、上左右奥歯2本のみの入れ歯になります。上顎の真ん中に骨隆起があるので、あたらないように入れ歯を作ってもらったのですが、入れ歯の縁が骨隆起にすれてしまい、気になりだした義母が舌で触りだしたので化膿してしまったのです。
そこから「虫が口の中にいる」「虫の卵がたくさんある」「虫が網をはって、薬を飲ませない」など、自分の口の中には虫がいると言って「虫なんていないよ」と答えても聞かない状態です。最終的には朝から晩まで、舌で触ったり、切ってみたり、始終してしまう状態になり、急いで近くの口腔外科に行き診察してもらいました。
先生の診断は「骨隆起です」と、舌で触りすぎで傷が数箇所できているので、まずはそれを治さないといけないので、軟膏を塗って1週間様子をみましょうということでその日は帰りました。 しかし、3日も経たないうちに義母が我慢できないと言うので再度口腔外科行き、「そこまで気になるようなら取ってしまったほうがいい」ということで、骨隆起を切除することになりました。
24日に切除し、このまま虫の存在がなくなればと思っていたのですが、昨日あたりから「やっぱりまだいる」と言い出しました。「縫合しているから、そう感じるんだよ」と言っても納得していないようで。 これはやはり「口腔セネストパチー」なのでしょうか?
これからも、どう対応していけばいいのか分からず、この質問コーナーにメールしてしまいました。 長々と書いてしまい申し訳ございません。 何か対応策が分かれば、アドバイスしていただけないでしょうか。 よろしくお願いします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
お母様の症状は口腔セネストパチーの症状に当てはまると思います。そうであれば虫がいるわけないので虫退治や手術で治せるものではありません。治療は飲み薬が中心になります。セネストパチーは統合失調症の最初の症状として現れる場合とセネストパチー以外には病気がないもののふたつに分けられます。どちらにしても精神科での治療が必要です。 かかられている口腔外科の先生に紹介状を書いてもらって精神科を受診してください。
従って、現在かかられている口腔外科の先生に紹介状を書いてもらい、精神科を受診するのがよいでしょう。
【相談者】2009年10月 7日 70代 女性 KY
義母の症状は口腔セネストパチーの症状に当てはまるのですね。骨隆起の術後は抜糸も済み、今のところは手術前の症状より落ち着いているみたいですが完全に虫の存在は消えてはいないんですよね。
今は義母の様子をみながら、精神科への受診も考えていきたいと思います。本当に有難うございました。