口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

左下7番の抜歯後から続く左下顎全体の痛み

年齢 性別 相談日
40代 女性 2016年2月21日

【相談者】2016年2月21日  UT

質問1

去年の4月左下7番の抜歯後から続く左下顎全体の痛みから6月・9月・今年の1月とMRIを撮って検査しましたが、結果は歯槽骨に炎症あり・腐骨は見られないと言う事でずっと変わらず抗生剤服用のみで治療しておりました。

この度、血液内科受診時の採血で白血球が11400と上がってきており、アミラーゼも高く、CRPも徐々に上がってきています。現在の口腔外科には明日報告しますが、今までは治療法が無いと言われていました。

  1. 炎症が強くなり痛みも強くなりとても不安で、この様な状況になった場合(炎症反応が強い)、口腔外科では通常どういった対処をして頂けるのかどうしても樋口先生のご意見を伺いたいです。
  2. 突然手術となるのも恐怖もあり非常に不安です。手術の場合は術後の痛みなど麻薬系の痛み止めなど口腔外科でも使用して頂けるのかでしょうか。

どうかこの2点をご教授頂けましたら幸いです。宜しくお願い致します。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

白血球の数やCRPの上昇からやはり細菌感染が持続し、悪化する傾向にあることが疑われます。服用中の抗生物質が効かなくなっている可能性があるため、より効果的な薬剤に変更されることをお勧めします。すでに長期間内服されている場合は、あまり候補が残っていないかもしれません。

もはや抗生物質で治せそうにない場合は皮質骨除去、皿状形成術、?流療法、下顎骨区域切除術などの手術を行うことになります。術後の痛みが強く通常用いられる鎮痛薬が効かない場合には、麻酔系鎮痛薬が効く場合があります。口腔外科の先生に相談されるとよいでしょう。

【相談者】2016年2月25日 UT

質問2

早速お返事頂きありがとうございます。やはり血球の数値が上がっているのは細菌感染が強まっている様ですね。現在までクラリスとクラビットのみ使用してましたので、抗生剤についても主治医と相談したいと思います。(かなり昔 ロセフィンを点滴した後に全身浮腫が出たと報告したので、セフェム系を除く処方だったのだと思います。)

薬で効果がない場合は手術という事ですね… とても不安ですが、10ヶ月も痛みが続き精神的にも疲れて来ていますので、どうにか完治させられます様に頑張りたいと思います。ご親切にご教授頂き本当にありがとうございます。