年齢 | 性別 | 相談日 |
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30代 | 女性 | 2009年11月30日 |
【相談者】2009年11月30日 30代 女性 RH
10年以上、週1回程のペースで口の中を噛んでしまいます。基本的には同じ場所(まず口の左側面、そこをかばって前歯の右側)を噛んでしまいます。原因は何でしょうか。
また、このように同じ部位を噛んで傷をつけてしまうことが繰り返されると、その部位に癌ができると聞いたことがあるのですが、本当でしょうか。
お忙しいとは存じますが、回答をお願い致します。もし、歯科の方に聞く話でしたら、申し訳ございません。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
いつも同じ部分を噛んでしまうということですが、第一に考えられる理由としては、歯並びと噛み合わせの悪さが挙げられます。つまり歯並びが乱れていたり上下の歯の噛み合わせが狂っていると、唇や頬、舌などの粘膜を噛みやすくなるということです。また筋肉の付き具合が悪かったり、発達が悪い場合も噛みやすくなります。これらの点について、歯科でよく診てもらうのがよいでしょう。
一方、同じ部位を噛んで傷つけることが繰り返されると癌ができるかというと断言はできません。しかしその可能性がないともいえず、中にはそのような背景を持つ患者さんが少なからずいることは確かです。従って、繰り返してできる傷自体が癌の原因になるとはいえないものの、何らかの関連性が指摘されています。