口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

白板症に対する対応

年齢 性別 相談日
40代 女性 2010年2月9日

【相談者】2010年2月9日 40代 女性 MT

上顎の一部に粘膜の変質した部分があり、数年前に大学歯学部付属病院の口腔外科で見ていただいたところ、経過観察になりました。その後先生が変わり、組織検査を勧めらましたが、しないまま現在に至っております。最近、ちょっと気になる変化があり、受診したいと思うのですが、おそらくまた先生が変わってしまうのではという不安から、いくべきかどうか迷っています。どうしたらよいのでしょうか。よろしくお願いいたします。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

粘膜の変化という観点からは「白板症」が一般的といえますが、粘膜が白くなっている状態なのでしょうか? その場合はガン化する可能性があるため注意を要し、厳重な経過観察を行うか切除することになります。ただし、経過観察する場合でも一度組織検査を実施し、粘膜の異型性(性質の悪さの程度)を調べておいた方がよいでしょう。従って、やはり検査や手術を受けられることをお勧めします。

www.koku-naika.com/p522Leukoplakia.htm