口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

頬の内側の表面のつるつるした白っぽいもの

年齢 性別 相談日
20代 男性 2010年5月14日

【相談者】2010年5月14日  20代 男性 J

今週5月10日前後から頬の内側に口内炎?のような表面のつるつるした白っぽい物ができました。普段ならなにか噛んだとか切ったという要因があり,あまり気にもとめませんが,特にそういったこともなく,気が付いたらできていました。口内炎はもう触れるだけでも痛いというイメージがありますが,舌で触れてもそれほどいたくありません。ふと口腔癌かもと思い,いろいろ調べだしたらどんどん心配になってきました。

今月21日に検診があるので治っていなかったら質問しようと思いますが,歯科でいいのでしょうか?いたらぬ説明ではありますが,前記した症状から判断も可能でしょうか?

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

頬粘膜が白く膨らんでいる場合、最もよく見られるのが日常的に頬粘膜をはさみこみ(噛みこみ)、その跡形がついている「歯痕」の状態です。歯痕は特に治療の必要はなく、くいしばらないように上下の歯を接触させず離しておくよう常に注意してください。

他に粘液のう胞や良性腫瘍(繊維腫など)、ウイルス性のいぼなども白く膨らむ場合があり、ガンの可能性も否定はできませんが様子が違うようです。また、膨らまず粘膜が白くなっているだけの場合はカンジダ症や扁平苔癬、白板症などが考えられます。

いずれにしてもメールだけで判断することはできません。歯科の検診の際に診てもらってください。