口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

下顎の内側(舌側)にある骨の膨らみ:「下顎隆起」

年齢 性別 相談日
60代 女性 2010年7月10日

【相談者】2010年7月10日  60代 女性 C

10年ほど前より下歯の内側に4か所くらい小指の頭ほどのほねのかたいようなはれものがあり近くの歯科にいって診察していただきましたが。心配ない。とおしゃいましたがーーまるで痛みもなく何年かたっているのですが、特別説明もしていただけず大丈夫だとおしゃってました。でもなんだかなぜこうなるのか知りたいのですがよろしくお願いいたします。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

下顎の内側(舌側)にある骨の膨らみを「下顎隆起」といいます。これは下顎自体の骨の形に凹凸があるというだけで、腫瘍や炎症などの異常があるわけではありません。

食いしばりや歯ぎしりがあるとこのような下顎隆起が発達して大きく膨らんできますが、それは歯に強い力がかかり続けることにより、骨が反応して膨らんでくるからです。従って、食いしばりの癖がある場合はできるだけ止めるように注意しましょう。また、就寝中の歯ぎしりに対しては、オクルーザルスプリントというマウスピース状の装置の使用が有効です。

【相談者】2010年7月14日  60代 女性 C

ありがとうございました。長年何かの折心配しておりました。解りやすく説明いただき感謝いたしております。