口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

歯肉の腫れと痛み

年齢 性別 相談日
70代 男性 2010年11月30日

【相談者】2010年11月30日  30代 男性 I

歯茎が痛くて2軒程診察治療をしました(歯石取が主)歯茎は其の時腫れてました。歯石が原因と云われ全部取りましたがまだ歯茎がうずきます。知覚過敏と思われます。神経を抜くしか無いと云われました、押えても歯は痛くないです。腫れがひきません。適切な御指導お願いします。年齢72才です。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

歯肉の痛みと腫れが見られるというお話から、歯周病の可能性が高そうです。歯石を取られたようですが、歯肉より奥深く(歯肉縁下)に隠れている歯石までを取り除けていない場合は、症状が続く可能性があります。また、歯磨きが不十分で磨き残しが多く、歯垢(プラーク)が歯に付着した状態であれば、いつまでも回復しないでしょう。

まずは、正しい歯磨きの練習を行い、磨き残しをなくすことが大切です。また、同時に歯肉縁下の歯石を除去し、根の表面をツルツルに磨き上げる「ルートプレーニング」も必要となります。歯磨きについては、誤った磨き方を続けることによって歯肉が傷つき、痛んでしまうため注意が必要です。力加減を調節することが重要でしょう。

以上、歯周病の問題が改善していない状態が最も疑われますが、他の可能性もあります。歯肉の腫れは抗けいれん剤や降圧剤、免疫抑制剤などの薬物によって生じる歯肉増殖症の可能性の他、歯肉線維腫症なども考えられます。また、歯肉ではなく歯肉の下の骨が増大する外骨症もあります。

一方、歯肉の痛みについては口腔灼熱症候群や口腔異常感症、口腔セネストパチー、疼痛性障害、筋膜痛、カンジダ症、ヘルペスウイルスによるものや原因の見当たらない非定型歯痛なども考えられます。