口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

骨粗鬆症治療薬ベネット錠による顎骨壊死の可能性

年齢 性別 相談日
60代 女性 2010年12月27日

【相談者】2010年12月27日  60代 女性 S

質問

初めて相談させて頂きます。骨粗鬆症治療薬ベネット錠を服用(3ヶ月位)中に右下7番と左下5番に歯骨のう胞が見つかり、他の治療薬に変え4ヶ月経過しておりますが、抜歯をし取り除く為1週間ほどの入院が必要との事ですが、顎骨壊死のリスクを考え大学病院のような最新医療や専門医にお願いする方が望ましいでしょうか?また、他に治療法はないものでしょうか?夜も眠れずに悩んでおります。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

ベネット錠はビスホスホネートという種類の骨粗鬆症治療薬の一つで、長期間使用すると顎骨壊死を起こす場合がありますが、内服薬でかつ3ヶ月という短期間の使用で顎骨壊死を起こす可能性は、きわめて低いと考えられます。既に4ヶ月の休薬期間があることからも、そのリスクはさらに低下しています。

入院施設のある病院の口腔外科であれば、十分に対応が可能なので、あえて大学病院を受診する必要性はないといえます。