口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

コーヌステレスコープ冠による補綴治療

年齢 性別 相談日
50代 女性 2011年1月25日

【相談者】2011年1月25日  50代 女性 N

質問

先生久しぶりにご相談させてください。実は、このたび、W冠コーヌス、テレスコープとも言いますが、それを7月から手がけて今なお行っています。まだ治療中の歯もありますが、一応コーヌスは昨日出来上がり付けて練習しています。

今まで約数十万円越してお金もかかりました。最初からそう聞いていたので・・・お金は納得しています。今のところはまだはっきりわかりませんが、今回の歯科医はいままでに800人くらいコーヌスをしてきたそうです。

昨日の今日ですから口の中の違和感はすごくあります。でもこれは慣れていくと思うので我慢です。でもパソコンではこの治療すごく、やめて置いた方がいい・・こんな意見があるのです。してしまった後なのに、何か心配になってきました。でも800人も手がけた先生なので信頼しても大丈夫でしょ??先生はどのように思われますか?

この先生はかなりベテランの先生です。息子夫婦が一緒に歯科医してわりと病院は繁盛しています。後々ややこしくトラブルなんか起こらないかと心配です。すごい大金なので。少しでも安心なお言葉があるなら聞かせてくださいますか?よろしくお願いします。定期健診しながら大切にしていけば大丈夫やねえ・・・

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

コーヌステレスコープ冠による義歯は、義歯の支えとなる歯と粘膜に噛む力を最適な配分で分散させることができ、しかもがたつかずよく噛めるのが特徴です。また、クラスプの必要がないため、審美性にも優れています。しかし一方で精密な加工を必要とし、維持力の調整が難しく、歯科医師や技工士の腕によって仕上がりが大きく左右される補綴物ともいえます。また、内冠が脱離したり、義歯が緩むなどの問題点も抱えています。

ただし、正確に行えばとても優れた治療法であることは確かで、実績が800件もある歯科なら安心してよいでしょう。はじめはどうしても口内に違和感が生じがちですが、様子を見て慣れるのを待ち、おさまらない場合は医師に相談されることをお勧めします。