口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

頬に穴があいているような口内炎ができて一ヶ月たちます

年齢 性別 相談日
30代 女性 2012年9月18日

【相談者】2012年9月18日  女性Y

六歳娘が口内の左奥の頬に穴があいているような口内炎ができて一ヶ月たちます。最初の2週間くらいで白い分泌物のようなかさぶたのようなものができて痛がらなくなったのですが、四週間後にはそれもとれて治りが遅いようです。本人は噛んだといっていますが深いようです。3ミリくらいです。

感染症や何か病気が考えられますでしょうか?口腔外科に診てもらってますが、一週間くらい抗生物質を飲んで様子見です。病理検査という話もでてきて親判断ですが、さらに穴が大きくなるのか心配です。病理検査はどのようにやるものでしょうか?教えていただけたら幸甚です。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

口腔粘膜の傷は比較的治癒が早く、口内炎の中で最も多いアフタ性口内炎であれば2週間程度で治るのが普通です。従って先天的な異常や代謝性疾患、放射線照射などがあれば別ですが、一か月経っても治らないのだとすれば繰り返し傷つけている可能性があります。本人が噛んだというなら、その疑いが濃厚です。

病理検査には、細胞診と組織診があります。細胞診は、病変部の粘膜の表面を擦過するだけで済む負担の少ない検査法です。但し正確に診断できる確率が高くないことが欠点で、結果的に組織検査を併せて行うケースが多いため、初めから組織検査のみを行う方法が一般的となっています。組織検査は局所麻酔後に病変部分の一部もしくは全部を切り取り、傷口を縫合する必要があります。口や舌が勝手に動く症状をオーラルジスキネジアといい、薬の副作用により生じやすいとされています。

ただし薬とは無関係に生じるケースもあり、今回は恐らくこちらに相当するのでしょう。脳内の神経伝達物質の異常が関係していると推察しますが、原因を突き止めるのは困難です。昨年の症状とは少し様子が違うことから、オーラルジスキネジアではない可能性もあります。その場合は、ストレスによる転換性障害が疑われます。