口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

粘液のう胞摘出後の痛みと膨らみ

年齢 性別 相談日
20代 女性 2011年8月16日

【相談者】2011年8月16日  20代 女性 IM

3月末に下唇粘液のう胞の切除をしてもらいました。傷口はきれいで再発もないのですが、つったような痛いような感じがしています。心なしか少し唇の下の皮膚も膨らんでいる感じです。そういうものなのでしょうか?

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

粘液のう胞を摘出する際にはのう胞表面の粘膜を切開したうえ、のう胞やそれにつながる口唇腺と周囲の組織を引き剥がし(剥離)ます。これらの操作によって微少な神経網が切断され、麻痺や痛みが生じる場合があります。

しかしながら、これらの症状は手術では避けられないものです。幸い時間の経過とともに症状は軽快し、数か月~数年後には消失あるいは気にならなくなるでしょう。従って、それまではあまり気にしないように心がけ、回復を待つしかありません。

ところで、唇の皮膚ではなく粘膜が膨らんでいる場合には2つの可能性があります。まず考えられるのが、粘液のう胞の再発です。その場合はしばらくすると前と同様の形状になるため、ご自分でも再発と気が付くはずです。逆に言えば、膨らんだ感じが以前から続いているのなら再発は否定されます。

2つ目の理由は、術後の粘膜や粘膜下組織の引きつりです。通常粘液のう胞を被う上層(表面)の粘膜を切り取ってしまうため、粘液のう胞や口唇腺を取ったあとの粘膜下組織には空洞(組織欠損)が生じます。そこで摘出後は糸で引き寄せて縫合し、これらの組織欠損部を閉鎖するのですが、どうしても元通りの形には戻らずに変形が生じてしまうのです。その場合は上述の痛みと同様に、長い期間をかけて徐々に元の形に戻っていくでしょう。粘液のう胞を摘出する際にはのう胞表面の粘膜を切開したうえ、のう胞やそれにつながる口唇腺と周囲の組織を引き剥がし(剥離)ます。これらの操作によって微少な神経網が切断され、麻痺や痛みが生じる場合があります。

しかしながら、これらの症状は手術では避けられないものです。幸い時間の経過とともに症状は軽快し、数か月~数年後には消失あるいは気にならなくなるでしょう。従って、それまではあまり気にしないように心がけ、回復を待つしかありません。

ところで、唇の皮膚ではなく粘膜が膨らんでいる場合には2つの可能性があります。まず考えられるのが、粘液のう胞の再発です。その場合はしばらくすると前と同様の形状になるため、ご自分でも再発と気が付くはずです。逆に言えば、膨らんだ感じが以前から続いているのなら再発は否定されます。

2つ目の理由は、術後の粘膜や粘膜下組織の引きつりです。通常粘液のう胞を被う上層(表面)の粘膜を切り取ってしまうため、粘液のう胞や口唇腺を取ったあとの粘膜下組織には空洞(組織欠損)が生じます。そこで摘出後は糸で引き寄せて縫合し、これらの組織欠損部を閉鎖するのですが、どうしても元通りの形には戻らずに変形が生じてしまうのです。その場合は上述の痛みと同様に、長い期間をかけて徐々に元の形に戻っていくでしょう。