口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

外科矯正後の口角あたりのしこり

年齢 性別 相談日
20代 男性 2017年2月16日

【相談者】2017年2月16日 S

2年前に上下顎の外科矯正を行いました。そこから腫れは引いていったものの、口角あたりに血腫?しこり?があり、笑ったり話しづらかったりします。また、そのせいで頬がたるんで見えます。2年経っているのですが、口腔内を切開して、しこりを除去することは可能でしょうか?

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

外科矯正は顎の骨を切断して移動させ骨格や歯並びを修正する手術ですが、口角付近を切開することはありません。手術で口角を引っ張ったとしても、その程度で血腫やしこりができることはありません。

また、切開すれば術後に内出血を起こして血腫ができることはありますが、しばらくすれば消えてなくなるので、術後2年間も残存することはありません。血腫と似た蔓状血管腫であれば2年間変化しなくてもおかしくはありませんが、蔓状血管腫は手術によって生じるものではないため、今回のケースには該当しません。

以上の観点から、血腫ではなく手術によって生じたしこりである可能性があります。手術の際の粘膜の切開や粘膜下組織の剥離でできた瘢痕組織、あるいは肉芽組織ではないかと推察します。口角ではなく、口角付近にこのような組織が生じたのでしょう。

瘢痕組織と肉芽組織はいずれも手術で取り除くことができますが、術後に同様のしこりが再び生じる可能性はあります。