口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

下顎歯槽骨骨折に対する固定の是非

年齢 性別 相談日
40代 男性 2011年12月30日

【相談者】2011年12月30日  男性 HT

唇下の打撲により,下の前歯4本(犬歯から犬歯)がぐらぐらしています。口腔外科では,歯を支えている骨が折れているとの診断でした。治療としては,このまま安静にすること(前歯でものをかまない)と歯磨きをしっかりとし,口内を清潔に保つ事というものでした。薬としては,厚生物質と胃薬,痛み止めというものでした。

固定はしなくてよいかを訪ねると,歯の脱臼等はないので固定はしなくてもよいという回答でした。舌でさわってしまうと痛みとともに若干動きます。本当に固定などは必要ないのでしょうか?

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

歯槽骨の骨折によって歯や歯槽粘膜、骨片が変位している場合は元の位置に戻して(整復)固定する必要がありますが、変位がなくても骨片などが動揺している場合には固定が必要です。

固定されずに治りを待つことになったということは骨片の変位がなく、動揺もわずかであると判断されたのでしょう。しかし、経過観察により実際には動揺が大きいことが判明した場合は、その時点で固定することも考えられます。

大きな動揺を放置しておくと「偽関節」が形成されてしまい、骨がつかなくなる恐れがあります。従ってもう一度、現在の状況について診察を受けられることをお勧めします。

【相談者】2012年1月11日  男性 HT

ありがとうございました。動揺は少しずつ収まってきているように思います。