口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

口の動きが変になり、話しにくくなりました

年齢 性別 相談日
50代 男性 2012年2月26日

【相談者】2012年2月26日  男性 

初めまして。51歳の会社員です。6年前から口の動きが変になり、話しにくくなりました。また、2年前の4月末に左側上顎洞ののう胞摘出手術を行いました。その頃から左目の視神経に違和感を感じ、今でも左側はピリピリします。(痛みはありません。)最近は、話難く、食事も食べ難く、唇を噛んだり、頬の内側を噛んだりする事があります。特に左側だけに違和感を感じます。舌の動きも固定化する事が出来なく、意識すればするほど、口を動かしてしまいます。

歯医者や神経内科に行っても特に異常はないという事です。精神的なものでしょうという事です。また、頚椎椎間板ヘルニアですので、肩と首に定期的にブロック注射をうっています。仕事はIT関連の営業職です。結構忙しく、全国を出張で飛び回っております。今回、先生のHPを見て、まさに私の症状を理解して頂けるのではないかと思いまして、ご相談させて頂く次第です。宜しくお願い致します。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

上顎洞に生じたのう胞が上顎洞の上辺に接すると摘出術後、眼に影響が出る場合があります。原因は、のう胞で破壊された骨を摘出することによって眼球の位置が下がり、物が二重に見える可能性があるためです。

ただし、口の中の症状はこの手術とは恐らく無関係で、別の原因があると推測します。「意識すればするほど、口を動かす」という状態は不随意運動と考えられ、原因として頭蓋内の病気や薬の副作用などが挙げられますが、神経内科で異常なしという結果から、不随意運動ではなく、単に口が動くような感覚があるだけなのかもしれません。

「話難く」という状態も、神経内科的な病気があって構音障害が生じているのではなく、単に話しにくいような感覚があるだけなのかもしれません。

いずれにしても確認できる異常が何も見当たらないことから、病名としては「口腔異常感症」に該当するでしょう。その場合は、抗うつ剤などによる薬物治療や感覚を改善するための機能療法などが有効です。