口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

粘液嚢胞摘出術を2度受けたが2度とも失敗しました

年齢 性別 相談日
30代 男性D 2013年7月25日

【相談者】2013年7月25日 40代 女性m

粘液嚢胞摘出術を2度(同じ個所に再発)受けましたが、2度とも失敗との事で、『唾液腺が取れてないようなので。再発したらまた来て』と言われました。現在は唇のポコッとした腫れがあり、触ると中にしこりのようなコロッとしたモノがあり、上唇と下唇を擦り合わせるような動きが出来なくなっています。

しこりが気になりますので、違う口腔外科を探して受診したいと思っています。私の住んでいる都市にお勧めの口腔外科はありますでしょうか?ご返答頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

粘液嚢胞とは唾液腺で作られた唾液が周囲の粘膜下組織に漏れ出し、風船のように丸く膨らむ病気です。下唇の中の口唇腺や唾液が口の中に出ていくまでの通路である導管が、噛んで傷付けられて粘液嚢胞が生じたようですね。

治療としては粘液嚢胞摘出手術が行われますが、その際に嚢胞だけでなく、傷ついた口唇腺も同時に摘出する必要があります。2度再発したということから、傷ついた口唇腺が摘出できていなかったのかもしれません。

再発後の2度目の手術ではその点を注意して口唇腺を探したはずですが、それでも2回目の再発があったということは、傷ついた口唇が見つけにくい理由が潜んでいる可能性があります。

また、唇を噛みしめるなど何らかの癖がある場合は手術だけでなく、癖そのものをなくす方策も必要となります。

このように、通常の粘液嚢胞摘出手術より難しい状況に陥っている可能性があるため、3回目の手術は経験豊富な口腔外科の先生に任せるのがよいでしょう。大学病院の口腔外科の受診が難しい場合は、電話等で問い合わせると市内の開業医を紹介してくれます。

ただし大学病院を受診する際には、現在の通院先の先生を通じて紹介してもらうことをお勧めします。「再発を繰り返すのは辛いので、専門医のいる病院を紹介して欲しい」とお願いし、紹介状を書いていただきましょう。これまでの経過や手術内容などを正確に伝えてもらえるため、3度目の手術の参考になるはずです。