口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

麻酔の注射後からピリピリと痺れ、顎も少し痛い

年齢 性別 相談日
20代 女性 2012年5月17日

【相談者】2012年5月13日  女性 C

4年ほど前、左側奥から3番目と4番目の歯を麻酔をして虫歯治療しました。その直後から治療した歯の下に違和感があります。症状としては皮膚を触ると少しピリピリと痺れ、顎も少し痛いです。ただ何にもしなければ大丈夫です。治療した歯科医院ではなく違う歯科医院でみていただいた所、治療の際の麻酔鍼が神経を傷つけてしまったのではないかという事でした。

虫歯治療で神経を傷つけてしまう事はある事なのでしょうか?また治療をすれば治る可能性はあるのでしょうか?

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

下顎骨の「下歯槽神経」は、前から5番目の第2小臼歯の下方にある「オトガイ孔」という穴から下唇まで走行しています。ここに麻酔の注射を打つと稀に神経が傷つくケースがあるため、結果として痺れや痛みが生じたのでしょう。これを「神経障害性疼痛」といい、麻痺はしばらくすれば治る場合もありますが、後遺症として永久に治らない可能性もあります。現時点で4年間症状が持続していることから判断すると、残念ながら後者の可能性が高いと考えられます。

痛みに対しては抗うつ薬の内服が効果的ですが、抗けいれん薬や漢方薬、星状神経節ブロック、温熱療法、はり治療などを行う場合もあります。