口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

下顎骨壊死とガンの心配

年齢 性別 相談日
30代 女性 2012年6月16日

【相談者】2012年6月16日  女性 H

今年の一月に歯と顎に激痛が起こり、CT検査したところ、右側の6番の歯の下の下顎骨壊死と、病変が見つかりました。抗生物質の点滴で炎症を抑えてから、原因の歯を一度抜いて、病変を取り除き、再植していただきました。その後歯科でレントゲンを撮り、骨が出来てきていると言われましたが、時々少し痛みます。(我慢できる痛み)

このまま放っておいても大丈夫なのでしょうか?また、除去した病変は病理解剖したのかわかりません。癌の可能性はありますか?

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

状況から考えて「下顎骨壊死」ではなく「根尖病変」が生じていたと推測します。病変の除去と再植によって骨の再生が確認されているのであれば、経過は良好といえるでしょう。従って、痛みは別の問題から生じていると考えられます。

時々感じる痛みの原因としては、歯にかかる咬合力が過重な場合や歯周病、歯ぎしり、くいしばり、筋・筋膜痛、神経障害性疼痛などいろいろな可能性があるため、検査を受ける必要があります。また「病理解剖」とは死後に行う検査であり、「病理組織検査」が実施されたかどうかお尋ねのことと推察しますが、この検査はガンの可能性がある場合に行うもので、検査後その結果について当然説明があるはずです。説明がなかったとすれば、ガンの可能性がないため検査は行われなかったのでしょう。