口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

口腔顔面痛に対する薬物療法

年齢 性別 相談日
40代 女性IM 2013年1月21日

【相談者】2013年1月21日  女性IM

もうかれこれ20年近く、歯の痛みに度々苦しめられてきました。最近になり口腔顔面痛(非定型歯痛)だったということがインターネットで調べるうちにわかり、歯科で言いましたが、「原因がわからないものをひとくくりにしているだけ」と言われ、その時はがまんしたのですが、最近また痛みが現れ、受診しましたが、結果は今回も歯に異常はなく、しばらく我慢してから、だめなら抜髄しようと言われています。

初期にかかった先生はすぐに抜髄する先生でそのおかげで歯はどんどん悪くなった気がしています。今の先生は容易には抜髄や抜歯はされませんが、痛みに対する理解に欠けています。

以前一度、大学病院にも行きましたが、治療に問題はなく、ストレスで片付けられてしまいました。痛みだすと、あちらこちらに痛みが発生し何も手につかなくなります。激痛ではないので、我慢していますが、正直かなりつらいです。

治療には三環系抗うつ剤が有効ということですが、歯科での処方は難しいようですね。この場合何科を受診し、事情を説明すればお薬を処方していただけるのでしょうか?ご回答よろしくお願いいたします。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

口腔顔面痛の原因には、筋・筋膜痛や神経原性疼痛、神経障害性疼痛、副鼻腔炎、虚血性心疾患、身体表現性疼痛、うつ病、特発性疼痛などさまざまなものが挙げられ、それぞれ治療法が異なります。

大学病院を受診された結果、ストレスの関与を指摘されたとのことですが、ストレス性の筋・筋膜痛、身体表現性障害、うつ病のいずれかと診断されたのでしょうか。それとも原因が見当たらない特発性疼痛でしょうか。

前述の通り治療法は原因によって異なりますが、三環系抗うつ剤がこれらの痛みに有効であることは確かで、主にうつ病に対して使用されます。従って、口腔顔面痛の原因がうつ病であれば服用は可能です。一方、うつ病以外の慢性疼痛に対しては、抗けいれん剤の「リリカ」や麻薬成分を含む鎮静剤「トラムセット」などが使用可能です。

うつ病で三環系うつ剤を処方してもらう場合は、精神科もしくは心療内科を受診するとよいでしょう。担当の歯科医の紹介状を持参の上、受診されることをお勧めします。

【相談者】2013年1月21日  女性IM

お忙しい中、早速のご回答有り難うございました。以前、大学病院での診断は、原因がわからなかったので、先生のおっしゃるところの特発性疼痛ということだったようです。

先生のご回答のように、様々な原因が考えられるようなので、一度先生のところを受診させていただくことも含め、治療の方法を考えたいと思います。先生のところを受診し、原因を突き止めていただくのが最良の方法と思うのですが、距離的・金銭的にも度々の通院は困難だと思います。

HPの患者様の声に岡山の女性の話がありましたが、治療方針を決めていただき、あとはこちらで治療するということが可能なんでしょうか?それが可能であれば、一度受診する方向で前向きに検討したいと思います。

質問ですが、痛みに波があるので、あまり痛まない時に伺っても診断できるものなのでしょうか?以上、何度も申し訳ございませんが、ご回答よろしくお願い申し上げます。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

かなり遠方から受診される方の中には、治療の方向性を相談するために一度だけ来院される方もいます。また、薬の種類や量が定まるまでの間、何度か通院される方もいますが、その後は地元の医療機関に移っていかれます。

痛みがあまりない状態でも、ある程度の診断は可能です。痛みが強い時にタイミングよく受診するのが困難であれば、いつ来ていただいても結構です。

【相談者】2013年1月23日  女性IM

ご返信有り難うございます。しばらく様子を見て、できれば痛みの強い時に、都合良く診ていただければと考えております。その節は、よろしくお願い申し上げます。何度もご回答、有り難うございました。