年齢 | 性別 | 相談日 |
---|---|---|
Y | 2014年6月3日 |
【相談者】2014年6月3日 Y
質問1
数年前の食事中、舌の中央付近をかなり酷く噛んでしまい、表面が抉れたような状態になり、しばらくタオルで抑えて止血しました。その後傷は塞がったのですが、噛んだ部分が盛り上がったような形になり、今でも年に2,3回ほどではありますが同じ部分を同じように噛んで酷く出血する事があります。
傷が塞がったあとは痛みや痺れ、味覚障害などの自覚症状はありませんが、盛り上がった跡は残ったままであり、同じ箇所への度重なる傷は舌癌の原因になるという事を聞き不安になっています。歯科医院などで一度調べてもらった方がよいのでしょうか
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
噛んだ部分の傷が深いと、しこりが残って盛り上がる「?痕化」を起こす場合があり、そうなると繰り返して噛んでしまいがちです。
ただし何度も噛むことがガンの原因となるわけではなく、ガンの発症には喫煙や飲酒、刺激物の摂取などとの関連が疑われています。従ってこれらの問題がある場合はまず原因を取り除くことが先決です。
繰り返し噛む場合には、?痕除去術が有効でしょう。一度、歯科や耳鼻咽喉科で相談されることをお勧めします。
【相談者】2014年6月9日 Y
質問2
お返事ありがとうございます。「?痕除去手術」というのはどの程度の手術になるのでしょうか。仕事柄休みを取るのが難しく、しばらく入院となるとなかなか難しいものがあります。また治療の相談をする場合は歯科・口腔外科以外に耳鼻咽喉科でも大丈夫なのでしょうか?
【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也
瘢痕の広さや深さにもよりますが、外来において局所麻酔下で実施できるのではないでしょうか。手術は耳鼻咽喉科でも可能です。