年齢 | 性別 | 相談日 |
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50代 | 男性 | 2011年7月28日 |
【相談者】2011年7月28日 50代 男性 Y
質問
約8~9年前に左上の奥歯の根っこ治療を続けていましたが、痛みが取れないため、抜歯をしましたが、抜いたところがずきずきと痛み、まだ歯が残っているような歯茎が腫れた時のような鈍痛が続きます。また、周囲の骨が大きくなってきて、最近ではかみ合わせもわるいようです。
2年前にも今度は、右上奥歯もまったく同じような治療をしていましたが、痛みが取れないので抜歯をしてもらうと、また同じ症状になっています。いろんな大学病院、医療センターで診てもらいましたが、レントゲン、CTにこれといったものが現れないので、首をかしげられるだけです。最近では痛み止めを飲み続けている現状です。ぜひご意見をお聞かせください。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
歯の根の治療(歯内治療)をしても、その歯を抜いても痛みが続くということは、どうやら歯が原因ではないようですね。このような痛みの原因には上顎洞炎、筋肉の凝りから生じる筋・筋膜痛、ストレスからくる疼痛性障害、歯の神経を抜いたことによる神経障害性疼痛などがありますが、原因不明の場合もあります。
上記で痛み止めが効くケースは筋・筋膜痛で、くいしばりや歯ぎしりから引き起こされることが多く、歯の周囲の骨が膨らんで大きくなります。くいしばりに注意し、夜間の歯ぎしりから歯を守るナイトガードという装置を使用されることをお勧めします。