年齢 | 性別 | 相談日 |
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40代 | 女性S | 2013年9月23日 |
【相談者】2013年9月23日 女性S
質問
口腔外科と耳鼻咽喉科の境界線はどこですか?
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
口腔外科と耳鼻咽喉科の共通点は、どちらも口の中の病気を診察し、治療を行うことです。また、顔面や頸部の皮膚や皮下組織(唾液腺、リンパ節、筋肉、血管)についても両方の科で取り扱っています。
一方、耳鼻咽喉科で取り扱う耳や鼻、副鼻腔、のど、甲状腺、気管、食道は口腔外科では扱っておらず、逆に歯の病気(虫歯、歯周病)、顎関節については耳鼻咽喉科で取り扱うことはほとんどありません。
同じ口の中を診察すると仮定した場合、口腔外科では歯や顎骨との関連から問題を捉え、耳鼻咽喉科では感覚や感染症、アレルギーとの関連から考える傾向があります。そのため、両診療科の治療内容、および治療結果が類似したものになる場合もあれば、違いが生じる場合もあるのです。