口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

口腔上顎洞ろう孔

年齢 性別 相談日
40代 男性 2008年4月2日

【相談者】2008年4月2日 40代 男性  YK

左上の一番奥の歯が歯槽膿漏が元で抜けました。穴が空いている為鼻腔に貫通して空気・水が抜けてしまうようです。どのような処置ができますでしょうか?> > 痛み等が無いため放置していますが、危険でしょうか?

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

上顎には臼歯のすぐ上に上顎洞という空洞があり、歯が抜けると穴が残り、口の中と交通してしまう場合があります。これを口腔上顎洞ろう孔といい、口にした飲み物が鼻の中へ流出する場合があります。また、長期間放置すると蓄膿症(副鼻腔炎)を起こす可能性もあります。

歯が抜けてしまってから日が浅ければ、自然に塞がって治る場合が多いようです。一方、日が経っても治らない場合は穴を塞ぐ手術が必要となります。手術は、穴の内側の口蓋粘膜や穴の外側の頬粘膜を剥がし、移動させる方法が一般的に行われています。

【相談者】2008年4月10日 40代 男性  YK

返信ありがとうございます。

自然に塞がることを願ってしばらく様子を見ることにします。