口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

左の舌の鈍痛が1年前から続いています

年齢 性別 相談日
60代 男性O 2013年1月31日

【相談者】2013年1月31日  男性O

舌先端より半分奥、中心より1cm左の舌の鈍痛が1年前から続いています。痛みは段々強くなっており、今では1日中強い痛みが続いています。歯のCT、舌と脳のMRIいずれも異常なしです。また3ヶ月前から頬下部内にふくらみがあり痺れと鈍痛が続いています。複数の口腔外科を受診しましたが、舌、頬下部とも原因不明です。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

痛みやふくらみ、痺れの原因としては細菌感染などによる炎症や異物、外傷、口内炎、腫瘍などが考えられますが、口腔外科での診察の結果、そのような異常は見当たらなかったようですね。

原因となる病変が見当たらない場合は「舌痛症」の可能性が高いと推察します。舌痛症は食事中には痛みがない、午前中よりも午後の方が痛みが強くなるという特徴があります。また、用事が片付いた夜更けなどに最も痛みが強くなると訴える患者さんが多いようです。

舌に限らず口腔粘膜にこのような特徴を持つ痛みがあれば、舌痛症ということになります。明白な原因はわかりませんが、ストレスなどの心理的・社会的要因、神経障害、亜鉛不足、うつ病などが可能性として挙げられます。一方、原因が全く見当たらないケースもあります。

舌痛症の治療としては、抗うつ薬や抗けいれん薬、鎮痛剤、漢方薬といった薬物療法が中心となります。