年齢 | 性別 | 相談日 |
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60代 | 女性 | 2013年11月10日 |
【相談者】2013年11月10日 Y
質問1
2012年3月上の歯茎に違和感あり。4月思い切って歯医者に行く。歯茎の治療をしたが、改善されず5月口腔外科を紹介される。切開してゆでた大豆位の肉芽摘出。精密検査の結果良性。一か月週一で消毒に行く。6月最後の消毒の日まだ違和感があると私が言うと、先生も認め、その場で切開。今度は前より大きい肉芽。今回も精研へ出し良性。この菌が歯の根より出ているかもしれないと歯医者に戻されて。今日に至ります。
3本目の根の治療がもう直終わります。しかし今また上唇の奥のほうに前と同じ違和感があり、今回は唇にしびれが伴っています。歯医者さんは全部終わったところで、口腔外科の先生に状況をしっかりと書くから行くようにと言われています。
どちらの先生もとても親身になって治療にあたってくださりますが、どうもお二人とも原因がつかめないような感じです。毎日不安でたまりません。先生のご判断を仰ぎます。よろしくお願いいたします。
【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也
口腔内に肉芽が形成される原因で最も多いのが細菌感染によるもので、これを「化膿性肉芽腫」といいます。
細菌感染の原因は虫歯、異物、腫瘍、のう胞、外傷などさまざまですが、口腔外科では虫歯からの感染を疑い、根管治療(歯内療法)が必要だと言われたのでしょう。
また、歯内療法を受けても違和感やしびれが残っているということですが、歯内療法でも治らないケースはあります。その場合は原因である歯を抜かざるを得ないかもしれませんが、歯根端切除術などの外科的歯内療法でうまく治ってくれる場合もあります。
違和感やしびれが残っているとのお話ですが、肉芽はなくなったのでしょうか。肉芽は歯と関係のない感染、たとえば結核や梅毒による場合もあります。あるいは感染ではないサルコイドージスや好酸球肉芽腫などの病気により、肉芽が生じた可能性もあります。
【相談者】2013年11月23日 Y
質問2
回答ありがとうございます。来週の火曜日歯の治療が終わり、歯科医の手紙をもって再再度口腔外科に行く予定でいます。肉芽は、今まで2度の経験から、またできていると思われます。位置が少しづつ上のほうに行ってるような気がします。
もう完治したと思われている口腔外科の先生に会うのが少し辛いです。とりあえず、行ってきます。今日はお忙しい中、お返事ありがとうございました。
【相談者】2013年11月30日 Y
質問3
こんにちは。歯医者の治療が全て終わり、紹介状を持って三度目の口腔外科に行ってまいりました。腫れ、唇のしびれは全て半年前に二度切開して肉芽をとったことの後遺症と考えていいといわれました。神経を切断したため、このようなしびれが起きるのだそうです。
私が心配ばかりしていると、今度は脳神経で痛みなどを感じるような指令が出て、そうなると高鬱剤などの投薬で治療が長引くと。穏やかに、にこやかに話される先生のお顔を見ていると、心配していたことが吹っ飛びました。しかし私が頬にある違和感が気になることを言うと、定期的に見ていくということで、来月19日に行くことになりました。
診察から二日安心はしていたのですが、頬の違和感が気になってたまりません。あまり気にすると抗鬱剤・・・・・主人は、先生に突き放されたのではないので、何かあっても心配することではない、と言います。もちろんそうですが、何か心配なんです。前回みたいに切除して一カ月後に倍の大きさの肉芽ができていたことを考えると、後遺症とは考えられないような気がします。こんなこと主治医には言えません。
いい歳をして、愚痴のようになってしまいましたが、先生のお考えを知りたくてまたメールしました。よろしくお願いします。
【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也
口腔外科で診察を受けた上、「後遺症のみ」という説明を受けられたのなら、肉腫の再発や別の病気の可能性は少ないといえるでしょう。今は、腫れが徐々に軽快するのを待ちましょう。
一方、しびれは治るのに時間がかかるものです。手術箇所の周辺に神経が伸びてきて感覚が戻るまでには、相当の時間を要するのです。
【相談者】2013年12月5日 Y
質問4
ありがとうございました。定期的に観察ということで、様子を見ることにいたします。