口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

顔面骨・下顎骨骨折

年齢 性別 相談日
30代 男性 2008年9月17日

【相談者】2008年9月17日 30代 男性 A

ウォータージャンプというスポーツ中に自分の膝が顔を直撃をし、「眼底骨骨折、顎関節骨折、頬骨上部にヒビ」という診断を受けました。痛み止め・ビタミン剤のみの処方で帰されましたが、このままで大丈夫なのでしょうか?自然治癒で治るものなのですか?口のまわりはまだ痺れています。明らかに、目の下など自分で触った感覚が以前と違うので心配です。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

顔面骨と下顎骨の骨折が多数の部位に起こったようですね。骨折の治療法ですが、折れた骨がずれている場合は、元の位置に戻します。その方法としては、手や金属製のフックなどを使って戻す場合と、手術によって顔面を切開して戻し、金属のプレートやスクリューで固定する場合とがあります。一方骨のズレがない、あるいは軽度の場合にはそのまま安静を保ち、自然に骨がくっ付いて治るのを待ちます。

推測ですが、薬のみが出されたということなので、おそらく骨のズレはほとんどないのでしょう。従って、再度顔面を強打しないよう気をつけて、治癒を待ってください。

ただし、目の下の感覚が以前と違うという点については眼窩下神経の損傷が疑われ、骨折した骨の断端がこの神経を圧迫している場合は、手術を行う必要があるかもしれません。一時的に神経が鈍っているとも考えられますが、麻痺が続く場合は手術を含めた治療を検討する必要があると思われます。一度、担当の先生に相談されることをお勧めします。

【相談者】2008年9月18日 30代 男性 A

とても早いお返事ありがとうございました。病院からまったく怪我に関しての説明がなかったので心配でした。改めて別の病院に行ってみようと思います。