年齢 | 性別 | 相談日 |
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20代 | 女性 | 2008年10月18日 |
【相談者】2008年10月18日 20代 女性 TU
下顎の親知らずを抜歯したのですが、その後から耳の下辺りからその周辺が痛みます。抜歯と何か関係があるのでしょうか。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
下顎の親知らずを抜歯すると、耳の下あたりに痛みが生じることがあります。親知らずはちょうど耳の下あたりに埋まっていることが多いため、抜歯後の痛みはその部分の痛みと感じるのです。
親知らずを支える内側の骨は薄いため、注意してそっと抜いたとしても抜歯の際にひび割れたり、歯と一緒に取れてしまう場合があります。そうなると、その周囲に痛みが当分残り、のどの痛みと感じたり耳の下の痛みと感じたりします。
一方、親知らずの内側(のどの側面)の粘膜には内側翼突筋が走行していて、抜歯の際に傷ついたり抜歯後の炎症が筋肉に広がると筋肉痛が生じます。その痛みを感じているのかもしれませんね。また、下顎の親知らずを抜歯する際には口を大きく開ける必要があるため、内側翼突筋が損傷して筋肉の痛みが長く残る場合もあります。