口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

舌の右側がぬるぬるした感じがあり、味覚を感じない

年齢 性別 相談日
30代 男性 2014年11月19日

【相談者】2014年11月19日  T

一週間ほど前から舌の右側がぬるぬるした感じがあり、味覚を感じなくなりました。

昨日ぐらいからは唇が麻酔をした時のような感覚が出てきました。

左側は普通なのですが、何かの病気なのでしょうか。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

舌のぬるぬる感はドライマウスでよく見られる症状で、唾液の出が悪いと唾液がネバついてヌルヌルした感じになります。唾液の出具合や粘膜の湿潤度について検査を受けると、ドライマウスの有無がはっきりします。

味覚を感じないこともドライマウスの一症状かもしれません。食べ物は唾液に混じり、唾液がその成分を舌の表面にある味蕾に届けることにより味覚が脳に伝えられ、味として感じることになっています。つまり、唾液は味を伝える重要な役割を果たしているため、ドライマウスになると味がわからなくなる可能性があるのです。

また、亜鉛不足や薬の副作用、嗅覚の異常なども味覚異常を誘発するため、ドライマウスや血液の検査を受けて味覚がなくなった原因を突き止め、治療を行う必要があります。

一方、唇の感覚(知覚)は三叉神経枝である眼窩下神経やオトガイ神経が司り、これらの周囲の歯や骨に何らかの異常(病変)があると、神経が麻痺して唇の感覚がなくなります。また、脳梗塞や脳腫瘍、神経の病気でも同様の症状が生じるため、やはり調べる必要があるでしょう。

舌のぬるぬる感や味覚の消失、唇の麻痺のいずれもが感覚障害によって生じている場合には、抗うつ薬による治療が有効です。他に、ストレスによる感覚障害やうつ病、統合失調症の身体症状として出現している可能性もあります。