年齢 | 性別 | 相談日 |
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20代 | 女性 | 2015年10月13日 |
【相談者】2015年10月13日 K
質問
1年くらい前から舌の先に小さな口内炎が繰返し出来るようになりました。熱いものを口に入れたときに触れて火傷したかなと思っていましたが、治りきっても暫くするとまた小さく腫れてきて穴があくようになってしまいました。舌の先を噛んだり歯に当たってる自覚はありません。少々痛みを伴うので食事や会話にも支障が出て煩わしくてしかたありません。また舌の先、真ん中左寄り辺りにコリコリしたできものがありそれも気になっています。
繰返しできる口内炎で癖になってそこにできてしまうだけでしょうか?また舌のできものについてどんなものの可能性があるか教えて頂けると幸いです。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
舌先に繰り返して口内炎ができる場合は、歯に当たることにより粘膜が傷ついている可能性が高いと推察します。歯ぎしりや食いしばりの癖があると、舌を前歯の裏側に押しつけてしまうため傷つきやすく、たとえ食いしばりの自覚がなくても知らず知らずのうちに食いしばっていることもあります。
安静時は上下の歯が接触せず少し離れているのが自然な状態で、上下の歯が1ヶ所でも当たっていたら正常な状態ではありません。常に上下の歯を離すよう心がけることにより、舌の力が抜けて前歯に押し付けることもなくなります。
一方、舌にできたしこりは腫瘍、感染による肉芽組織、異物の混入などが考えられますが、無意識に舌を噛んでいたために生じた可能性もあります。就寝中に舌を噛んでいるのかもしれません。しこりの正体を突き止めるためには、その部分を切り取って病理組織検査を行う必要があります。