年齢 | 性別 | 相談日 |
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20代 | 男性K | 2013年11月5日 |
【相談者】2013年11月5日 男性K
質問
頬の内側に血豆のようなものができ、調べてるうちにカポジ肉腫というものがでてきて、hiv感染者特有のものと知り不安で頭がおかしくなりそうです。風俗に通っていたこともあり気がきでなりません。
親族に医師がおり見てもらうと視認で血豆だなと言われました。カポジ肉腫ではないかと尋ねると明らかに違うと言われましたが、そのかたは胃腸科外科医であり、また一瞬で判断され正しいかどうか心配です。カポジ肉腫と血豆では明らかに違うのですか?また、視認ですぐに判断できますか?長文失礼します。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
カポジ肉腫の多くは多発性の血管肉腫、即ちガンの一種です。多発性特発性出血性肉腫とも呼ばれるように、ピンクや赤、茶色、紫色などの斑点や膨らみが皮膚や粘膜に多発します。単独でも発生しますが多くは多発する病気なので、1か所だけに生じる血腫(血豆)とは別物です。
血腫は紫色の半球状の膨らみで表面や境界部分の形が整っているのに対し、カポジ肉腫は表面がでこぼこしていて境界部分が不明瞭なので、一瞥しただけで見分けることができます。
また、カポジ肉腫はエイズに伴って生じることが知られていますが、エイズとは関係なく生じるケースもあります。エイズやエイズ関連症候群の場合はカポジ肉腫だけでなく貧血や激しい頭痛、体重減少、発熱、疲労感など様々な症状が同時に現れます。