年齢 | 性別 | 相談日 |
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50代 | 女性a | 2013年5月20日 |
【相談者】2013年5月20日 女性a
質問
初めまして。昨年12月から免疫疾患でステロイドを現在も服用しています。当初から舌が痛く、1月に口腔カンジダという事で、ファンギゾンシロップでだいぶよくなっていたのですが、最近また舌がヒリヒリ痛くなり、頬の裏、唇の端などが、白くなって、口の中が気持ち悪くてたまりません。
前歯3本を仮歯からとりあえず、保険のブリッジにしましたが、(病気でステロイドが多い為仮歯のままでした)、前は、でこぼこ、裏は金属が当たって、前歯のブリッジとは保険では、こんな感じなのかなと困っています。そこに、舌が当たっているのか、いつもすごい歯型が舌に付いています。シロいもろもろは、カンジダかなと思って、ファンギゾンを使っていますが、今回はなかなか治りません。
いろんな薬の副作用でしょうか?膠原病内科では、萎縮性?かなみたいに言われてあまり見てはいただけません。長々すみません。本当に治らず途方にくれております。宜しくお願い致します。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
自己免疫疾患に対しては、過剰な免疫反応を抑えるためにステロイド剤を使用しますが、病状が改善する一方で、正常な免疫反応も抑えられてしまいます。
その結果、口の中にガンジダ菌というカビが繁殖し、口腔カンジダ症が生じる場合があります。口腔カンジダ症には主に急性肥厚性カンジダ症と慢性萎縮性カンジダ症があり、前者は粘膜が白くなり、後者は赤くなってヒリヒリと痛むことが特徴です。
治療にはファンギゾンシロップ、フロリードゲル、イトリゾールが主に用いられます。薬の使用により症状が落ち着いたとしても、カンジダ菌は死滅することなく粘膜に潜んで生き続ける性質があるため、多めの量を長期にわたって服用する必要があります。
また、口腔粘膜が白くなって痛む病気に口腔扁平苔癬がありますが、口腔カンジダ症とは治療法が異なります。まずはどんな病気なのかを特定するため、検査を受けることをお勧めします。