年齢 | 性別 | 相談日 |
---|---|---|
女性 | 2012年8月13日 |
【相談者】2012年8月13日 A
質問1
はじめまして。主人が非定型歯痛と診断され、一年半になります。現在、大学病院のペインクリニックにて治療中です。症状は、歯と上顎の痛み、歯茎の焼けるような感じ、たまに歯がグラグラしたりします。身体表現性障害だろうと言われています。
ペインで、メイラックスとメキシレート、リリカを処方してもらい、そこでは出せないとの事で、抗うつ薬のサインバルタは自宅近くの脳神経外科で、出してもらっています。サインバルタを出してもらっている先生は、「専門でないし、本当は痛くないからね」とか言われて、主人はいつも診断をいやがります。
ひぐち先生なら、全てトータルで理解して、薬の処方もしていただけるのではないかと思ってメールいたしました。よろしくお願いいたします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
歯や歯肉、顎骨の痛みが続くにもかかわらず、詳しく調べても異常が見当たらない状態なのですね。このような場合は「非定型歯痛」や「口腔顔面痛」という病名が該当しそうですが、これらは原因に関係なく名付けられる病名なので、同じ病名であっても治療法は患者様ごとに異なります。
「身体表現性障害」だろうといわれているというお話から、ストレスが原因で痛みが生じていると推測されているのでしょう。他にも筋・筋膜痛やドライマウス、口腔カンジダ症、神経障害性疼痛などでもこのような症状は発生します。
【相談者】2012年8月13日 A
質問2
お忙しい中、親切なメールありがとうございます。私個人としては、今すぐにでも、先生にお会いしたい気持ちです。
主人は、歯痛はもちろん、ここ2か月ほど、急に胸が苦しくなることがあり、心臓の検査や胃の検査に行き、異常なしと言われました。ペインクリニックの先生は、身体表現性障害の症状のひとつだろうと言われます。一年通って当初よりは、歯の痛みもましですが、そのような症状が出て、ペインの先生も、「どうしたものかな?」と思われている様子です。
先月の診察で「次回8月20日に、一度神経ブロックをしてみましょう。痛みが移動しているから、効くかどうかはわからないけど。ただ、胸が苦しいのが、気になるので、必ず奥さんと一緒に来てください」と言われました。
本人はもともと神経ブロックに対して、怖い不安がありました。そのせいか、その日の何日か後にまた胸が苦しいことが3回あり、私は、身体表現性障害を確信しました。ペインクリニックの先生には電話で次の神経ブロックは保留にしていただき、診察には伺うことになっています。
今後の治療に関して、お手上げされたら、セカンドオピニオンの話がしやすいのですが。主人は、ひぐち先生のホームページは知りません。私から、いい先生がおられるという話はしています。
本人は痛みにとらわれてはだめだと思って、ネットで色々調べたりはしていません。ただ、色々な痛みはありますが、自分なりに気を紛らわしたり、リラクゼーションにいったりして、やりすごしていて、塞ぎ込んだりは、一切ないのが救いです。
私は、ひぐち先生の患者さんへの相談の回答やホームページを拝見させて頂いて、こんなに親切丁寧に対応されている先生に、励まされ、最初から、先生に診ていただけていたら、と日々思っている所存です。
主人は、脳神経外科の心ない先生からは、変わりたい、大学病院のペインの先生だけでは、出せる薬に限界があるけど、一年親身に診ていただいているので、こちらから、違う先生の話はしにくいと感じています。もうしばらく、様子を見させてください。ひぐち先生に、診察していただける状況と踏ん切りがつきましたら、改めてご連絡させていただきます。
長々と大変失礼いたしました。私達のような患者さんたちをたくさん、診ていただき、本当にご苦労お察しします。先生のような医師が世の中には必要です。お体にお気をつけて、頑張ってください。ありがとうございます。