口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

外骨症

年齢 性別 相談日
30代 女性 2008年10月15日

【相談者】2008年10月15日 30代 女性 B

歯茎と頬肉の間の下のほうに固いしこりのようなものがあり口腔外科で見てもらいましたら骨腫(大きさは4ミリ)といわれ経過を見ましょうということだったんですがこのしこりが痛みがありましてこのままで大丈夫なのかとても不安です。

以前歯科医院で歯石の除去をしてもらったのですがそれから知覚過敏になってしまい神経も抜きました。ないか因果関係はあるんでしょうか?またしこりがあるほうの首がすごく痛みます。実は卵巣に腫瘍がありまして手術の予定があります。

なにかこの痛みをとる方法はありますでしょうか?またこのしこりを除去するとなるとどのような手術になるのでしょうか?ご回答よろしくお願いします。

【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也

歯の近くの骨が肥大する「外骨症」と考えられます。この状態はくいしばりや歯ぎしりが原因で、歯に持続的な強い咬合力がかかることによって生じます。歯を支える周囲の歯が歯にかかる強い力を何とか受けとめようとして、徐々に膨らんで丈夫になるのです。

前述のように、外骨症自体は病気ではないため、骨を削るなどの対応は不要です。また、痛みの原因は骨のしこりではなく、くいしばりや歯ぎしりによって歯や顎の骨にかかる力にあります。従って、この力を緩和することが痛みをなくす一番の方法です。

www.koku-naika.com/p254exostosis.htm