年齢 | 性別 | 相談日 |
---|---|---|
30代 |
女性 |
2013年2月12日 |
質問
2年前から左側の顎付近が痛くビリビリとした痛みで悩んでおります。2才半の息子がおり育児休暇中にとても不安になることが多く、仕事に復帰し不安も少しは和らぎました。歯の治療は県内の歯科でマウスピースを作りましたがあまり改善されずその際下の親不知も2本抜きましたが改善なし。
現在、他県の先生にお世話になりマウスピースを作成して約1年経ちましたが症状はあまり変化ありません。内科・脳神経科で朝・夕方でりりか2錠・デパス1錠飲んでおります。なぜ痛みが変わらないのでしょうか。
回答
顎付近の痛みが2年間持続し、顎関節症の治療や親しらずの抜歯を行っても痛みが改善しないということですね。少なくとも歯科と脳神経外科?で診察を受けられ、それ以外の病変が顎や頭蓋内に見当たらないことを確認されている場合は、「非定型顔面痛」や「口腔顔面痛」の可能性が高いと推察します。また、体のどの部位にも痛みが持続する場合は「慢性疼痛」とも表現します。
慢性疼痛に対してはリリカやデパスが有効であることは確かですが、効果が現れない場合は増量していく方法が一般的です。ただし、リリカやデパスよりも三環系抗うつ剤の方がより痛みに効果を発揮するといえるでしょう。
また、不安や痛みに対しては心理療法が有効です。抗うつ剤や心理療法についても担当医に相談されることをお勧めします。