口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

歯からドロドロしたものが出てくるという感覚があります

年齢 性別 相談日

 70代

女性

2024年6月3日

質問1

20年前、突然左耳に拍動性の耳鳴りがして、耳鼻科、脳外科受診するも、異常がなく、依る眠ると金属音に変わり、へとへとになりまして、心療内科に足を踏み入れ、いろいろ薬を試されましたが効果なく、20年間も向精神薬を飲んでしばらくしたら前歯左ととならの歯からドロドロしたものが出てくる感覚があり、年齢を重ねるごとにその感覚が酷く去年の6月まで何とかしのいでいましたが、今年から拍動性ではなく、金属音が聴こえてくるとリラックスすると、どっとドロドロが出て来てくる感覚が止まらず、何かガムや食事、会話などくちを動かしている時は止まるのですが、止まらせるとかえって金属音が酷くなり、鼻の中の中心で鳴り響き、にっちもさっちも行かない状態です。

遠方ですがどうぞ何か良いアドバイスがありまし!たらお教えいただければ有難いです。ちなみに口腔外科では唾液量が1/3だそうです。薬害も疑っているのですがなぜこうなったのか困りぬいております。宜しくお願いいたします。

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

歯からドロドロしたものが出てくるという感覚が持続しているようですが、このように不思議な症状が現れる病気を「口腔セネストパチー」と言います。何らかの知覚神経の異常が原因とされていますが、現時点でそれ以上のことは不明です。このような症状が統合失調症やレビー小体型認知症の一症状として現れる場合もあります。

口腔セネストパチーの治療法としては抗うつ薬、抗けいれん薬、抗精神病薬による薬物療法の他、認知行動療法などの心理療法も効果的です。