年齢 | 性別 | 相談日 |
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50代 | 男性 | 2017年10月17日 |
【相談者】2017年10月17日
質問
三か月前ぐらいから唾液がネバつきます。段々とひどくなって来て、今では固まりになるほどです。口内に刺激を与えるといけないようで、歯磨き・食事・飲酒をすると特に顕著です。アルコール度数の高い酒は口に含んだ瞬間に口の中の唾が固まります。寝起きなどは特にひどいです。何が原因でどうすれば治るのか教えて下さいますようお願いします。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
唾液のネバつきは口の乾燥、即ちドライマウスの症状として現れます。起床時は特に口が乾きやすいため、唾液がネバついていても問題ありません。
ドライマウスの有無については口腔粘膜の湿潤度を調べたり、唾液検査をすることによって判明します。
唾液にはサラサラした漿液性のものとネバネバした粘液性のものがあり、粘液性の唾液はストレスや緊張などで交感神経が優位になると出やすくなります。また、お酒に含まれるアルコールはタンパク質を凝固させる働きがあります。唾液にもタンパク質が含まれているため、アルコール度数が高くなれば凝固して乾燥しやすい状態になります。これらが原因になっているかもしれませんね。
いずれにしても、一度ドライマウスの検査を受けられることをお勧めします。