口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

ドライマウスに対するサラジェンなどの使用

年齢 性別 相談日

 

女性

2021年4月1日

質問

ドライマウスからくる強い口臭に悩んでおり、マッサージや舌回し、よく噛む、水を飲むなどを行っても、唾液が出ず口がパサパサになり強い口臭があります。周囲より指摘されることもあり仕事を辞めようかと考えるくらい悩んでいます。シェーグレン症候群ではありません。

自費になっても構わないのでサラジェンやサリベートなどの薬の処方をしていただくことはできますか?

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

ドライマウスの原因の一つであるシェーグレン症候群は、ドライマウスやドライアイを主な症状とする自己免疫疾患です。シェーグレン症候群に罹患しているか否かを調べるには口腔の乾燥状態や唾液分泌量、眼の乾燥状態、涙の分泌量、自己抗体(血液検査)、口唇腺
の病理組織などについて調べる必要があります。このような検査を受けた結果、シェーグレン症候群ではないと診断されたのでしょうか。

血液検査で自己抗体が陰性だったという理由により、医師からシェーグレン症候群を否定されるケースが多くみられますが、正確な診断ではありません。特にドライマウスの症状のみがある初期のシェーグレン症候群では、自己抗体が陰性を示すことはよくあります。病理組織検査などを行うことにより、やはりシェーグレン症候群であったと判明することもあります。

当院ではこれらの検査により診断した結果、シェーグレン症候群であればサラジェンやサリベートなどのドライマウス用の薬が保険適応で処方できます。もちろん、自費で処方することも可能です。