口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

舌痛症に対してカロナールを増量してもよいですか

年齢 性別 相談日

82歳

女性

2021年7月26日

質問1

10年前から漢方薬飲んでから副作用なのか舌が痛く喉の方まで痛くなり唾液少なく舌痛症を発症。鬱の薬トリプタノールやラフチジン、レキソタン、スルピリド、等、飲みましたが、良くなりません。鬱系の薬飲むと具合わるくなります。食事中は痛みが、やわらぎますが酢や辛いものは染みます。

舌や粘膜に異常なくカンジダ菌の検査も異常なく血液検査でもシェーグレン症候群ではありませんでした。亜鉛の栄養剤飲むと舌と喉が痛くなりの止めました。先生のホームページでカロナール300を試しますと3時間位は痛みがおさまり一日2回飲んであとは痛みを我慢しています。増やしても良いでしょうか?

リボトリールうがいは唇が楽になりますが喉が痛くなり止めました。痛みで心身ダメージ受け生活に支障がでています。カロナール増やしても良いですか?それか他にアドバイスあれば教えていただきたいです。よろしくお願いします。

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

カロナールは舌痛症などの慢性疼痛に対してよく用いられる鎮痛薬です。現在1回300mg、1日2回で計600mgを内服されているようですが、カロナールの1日最大使用量は4000mgなので増量が可能で、増量すると症状の軽減が期待できます。ただし、82歳という年齢を考えると、胃腸障害などの副作用に考慮しながら慎重に増量していくことをお勧めします。

発症のきっかけが漢方薬との認識をお持ちのようですが、漢方薬が舌痛症を引き起こした症例はありません。逆に、舌痛症に対して漢方薬を内服すると症状が改善する例が多くみられます。

謝辞

わかりやすいご回答をありがとうございました。カロナールは高齢なのでお休みしてみます。今日メンタル病院でディロキセチンod20g(サインバルタ)1日一回を処方されました。少量ずつ試してみます良くなる事を願って。ありがとうございました。