口腔外科総合研究所 l 口腔外科 大阪

下顎骨骨切り術2週間後に生じた痛みと腫れ

年齢 性別 相談日

30代

女性

2023年5月17日

質問1

顎変形症による下顎の骨切り手術を行いました。術後2週間は経過しているのですが、昨日から右下顎部分が痛み出し、今朝鏡を見ると明らかに腫れているのがわかりました。触ったり左横を向くと若干痛みが走ります。そしてなぜか右下の奥歯も痛むようになりました。

腫れている部分を触ると硬いので骨が動いてしまったのか?ととても不安です。こういった症状は現れるものなのでしょうか?かたい物を食べたりしていませんし、顎に力が加わるようなことはしていないと思います。主治医からも激しい運動以外は普段通り生活して良いとも言われていました。再度手術になる可能性もあるのでしょうか?教えていただきたいです。

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

骨片が外れて動いてしまったのではとご心配されているようですが、骨片はスクリューやプレートなどでしっかりと固定されているはずなので、簡単に外れることはありません。腫れている部分に硬い骨の出っ張りがあるようですが、骨切り後に移動させた骨の断端に触れているだけであると推察します。

術後2週間が経過してから痛みが生じてきた問題については、術後感染、筋・筋膜性疼痛、大臼歯の根尖性歯周炎による炎症の波及などが可能性として考えられます。骨片の固定が緩んだり外れたりした可能性もゼロとは言えないので、やはり手術を受けた病院で診察を受けられることをお勧めします。

質問2

ご回答ありがとうございます。近々診察してもらうようにします。何点か追加で質問なのですが、

・顎の腫れが術後感染、筋・筋膜性疼痛、大臼歯の根尖性歯周炎からの炎症の波及といった事態である場合、抗生物質を服用すれば徐々に良くなるのでしょうか?

・術後2週間以上経過していても顎を使っている限り突然腫れが酷くなったり痛みが生じることがあるのでしょうか。

・顎の痛みが歯に現れることもありますか?
 
・現在下顎の一部と下唇の一部の感覚が麻痺しています。この症状はどのくらいで治まるものなのでしょうか?

【回答2】口腔外科総合研究所 樋口均也

顎の腫れが術後感染や大臼歯の根尖性歯周炎による炎症である場合は、抗生物質が効果的でしょう。 一方、筋・筋膜性疼痛に関しては消炎鎮痛剤が症状の緩和に役立ちます。

術後2週間以上が経過しているとはいえ、顎を使う限りは突然腫れが悪化したり痛みが生じたりする可能性はあります。また、顎の痛みの原因となる炎症が歯に波及し、歯も痛むことがあります。

下顎の一部と下唇の一部の感覚が麻痺しているのは、下顎骨骨切り術の際に下歯槽神経が損傷したことが原因です。麻痺はしばらくすると治る可能性もありますが、いつまでも治らない場合もあります。

質問3

ご丁寧にありがとうございました。大変参考になりました。